平成30年が明けてもう2月になろうとしています。 今年もまた自然災害の洗礼を受けての幕開けだったように思います。
その平成も来年の4月まで。 今度はどんな元号になるんでしょうね!!

どんなに時代が変わっても、日本の素晴らしさを大切にしていかなければならない・・・と世の中が変われば変わるほど強く思いますね。
私は、ずっとずっとその日本らしさが変わることを懸念していました!!  本当に、どうしてここまで変わってしまうのだろう!?  浅草に居ると特にそれを思います。
1年中お祭りのような賑やかさですが、世界の観光客は何を求めてここ浅草に来るんだろう・・・・といつも考えさせられます。

確かに浅草は江戸情緒のような雰囲気が他の観光地よりはるかに多く感じることの出来る町であることは確かです。 小物関係や着物に関係したことも他の地域とはその比ではありません。 しかしです。しかし、ここ浅草にも大きな変化という波が押し寄せてきているのは確かです。
この、変化に飲み込まれる要因ははっきりしています。勿論全てとは言いませんが、「儲け主義」から来る経営者の営業方針は残念ながら近い将来この「浅草の良さ」を必ず崩壊させてしまうに違いありません。
仲見世商店街も所有者が区から浅草寺に移ったことでおそらく大きな様変わりが待っています。 この仲見世の良さはどこにあるんだろう!・・・と考えれば答えはハッキリしています。  神社仏閣が儲け主義に走ってほしくない。そう思うのは私だけでしょうか!!?

着物レンタルの業者も増えました。帯の締め方、着物の生地等々に至ってはそれはひどいものです。 何も知らない外国人観光伽の皆さんは着せ替え人形の良い見本です。
私はそうした業者に一度聞いてみたいと思っています。「あなたならこうした着物を着て歩きますか!?」・・・・と。

浅草を守ることの本当の意味での行動とは一体何だろう!!  昨今の便利さも手伝って、その様変わりに対する危機感は募るばかりです。

勿論、浅草の中には同じ心配をしている人は沢山いるはずです。 浅草らしさは日本らしさにつながると言って決して過言ではないはずです。
私は時々「スマホ」を引き出しに話すことがあります。 つまり、心の崩壊についてです。

電車に乗れば一目瞭然! 8割強の乗客が黙ってスマホを見ている姿は一種異様ですね。
人間もとうとう崩壊の時代が来たか!!?
昨年、大相撲でスマホ事件がありましたね。 私も身近に経験したことありますが、一緒に食事しながら6回もスマホで席を立つという現実を目の当たりにしました。
時間のあるときに食事しようね・・・と作った時間です。 今後、これらの光景は極当たり前になるんだと思います。 怖い世の中ですね! 人間崩壊と言って良いでしょう。

あっという間にの新年もこうして過ぎました。 明日から2月。 今年は神社仏閣に行くと
良い年になると言われています。
苦しいときの神頼みではなく、自分の心を育て、健康で健全な日々が送れるように是非出かけてみてください。 心が洗われるような奇跡に出会えることを祈っています。

その人の人生は、その人の心の持ち方で決まるというのは間違いのない事実です。心の持ち方の大敵がこの便利さだと言い続けて来ました。

先日久しぶりに1冊の本を夢中になって読破しました。 読書には不思議な魅力がいっぱい詰まっています。

まもなく雪国も雪解けが必ずやってきます。 あの雪の下ではふきのとうが手ぐすねをひいて春を待っています。 自然から得られる感性こそが人間らしさじゃないだろうか!?
春になる喜びは雪国の人でないと分かりません。 苦しみがあって喜びが分かる。 便利さはどんどんその大切な心を奪っている。
来年の5月からの新しいひとつの幕開け(時代)、言いかえれば平成で昭和を失くしてしまった。 まるでクローン人間のようにそれぞれの個性までも奪ってしまった。

日本舞踊に関わる者として「こんどこそ」と思いながらまた同じことを綴っています。
嬉しいことは、浅草にある波島教室がその期待を裏切らずに居てくれることです。
先日、某老舗のお師匠さん(日舞)からその評価を頂きました。本当の美しさを表現し続ける波島陽子を応援したい・・・・と。  本物は流派を超えるって本当でした。
嬉しいことは、波島陽子日本舞踊教室は若い生徒さんが多いことです。 勿論、生徒さんも現代っ子ですからまさにスマホ世代です。 しかし、礼儀等の心の大切さを波島から感じ取ってくれていることにそのこだわりの大切さを改めて確信しているところです。

心は、市民運動などで直すものではありません。しかし、昨今の政治家の腐敗を観ても、日本の将来を危惧せずにはいられないでいます。

国技も、政治家も、なぜ事件事故が起きるかと言えば「人間」だからに他なりません。
感謝の心を失い、自己中心的な心が蔓延して世の中が殺伐としない訳がありません。私の周りにいる若者たちに体当たりしながら財産(日本の心)を分けていってあげたいと思っています。

若者だって決して捨てたものじゃありません。影響を与える先輩が居ないから分からないだけです。 人生の先輩として心のハイタッチをしながら平成を大切にしたいと思う。

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