本年も宜しくお願いします

 

新年あけましておめでとうございます。
多くの困難に遭った昨年でしたが、今年こそはとみなさん一緒になって素晴らしい年にしたいですね。
長い月日が、今思えば夢中すぎてあっという間に過ぎ去った1年でもありましたね。
東京オリンピックを始め、多くのイベントが中止になるという未曽有の出来事に、私を救い励ましてくださったのは波島陽子日本舞踊教室に通う多くの生徒さんの笑顔でした。
特に当教室は夢を抱く多くの若者のみなさんです。健康で過ごせたのも若さが一番だったようにも思いますが、もう一つの要因は「心の持ち方」にあったように思えます。
穏やかで居てしっかりとした目標があってお稽古出来る喜びが伝わってくる・・・、教えられることばかりです。
昨年のあのコロナ禍にあって尚20人ちかくの新人さんが教室の門を叩いてくれたこと。こんなときだからこそきっと「何か行動を起こしたかった」と思うとこの仕事に関わっていて本当に良かったとつくづく思います。

ご存知のように、それでなくともネット社会がこのコロナでリモートワークだオンラインだと全くもって生活様式が大きく変貌してしまいました。結婚相手をAIで・・・と聞いたときは本当に驚きました。
私も今年芸能生活36年を迎えます。昨年延期になった湯沢市のふるさと公演は35年という区切りで舞台に上がりたいと思っております。昨年私の師匠淺香光代先生が旅発たれましたが、昭和の素晴らしい大スターでしたね。「昭和の心」、芝居や踊りのスタイルもなかなか心の表現が難しくなって参りましたが、師匠の意を継いでしっかりとこれからも「日本の心」、その美しさを伝えていけたらと改めて心に誓ったところです。
お陰様で、教室に通うみなさんは「その美しさに触れたい」・・・という人でいっぱいです。
着物というもっとも日本を代表する装束での日本舞踊(新舞踊)、この美しい日本の心なくしては成り立たないと自身に言い聞かせ、更にこの伝統文化を微力ながらお一人でも多くの皆様にお伝え出来たらと精進を重ねその任務を果す決意でおります。

まだまだコロナの収束が見えませんが、これもお一人お一人の心がけで必ず収まってくれると信じ、今年もみなさんと一緒に頑張りたいと思います。
どうぞ皆様、令和3年は良い年でした・・・と言えるよう心をひとつにして頑張りましょう。今年もまた1年どうぞよろしくお願い申し上げます。

波島陽子

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