心の問題

残念なことがまた起きましたね~(涙)
若い命がまたひとつ消えたとの悲しいニュース。かと思えばまた某大学相撲部での大麻事件!!

先の芸能界のパワハラ問題については、劇団や芸能界に居たら知らない人は居ないのが現実であるほどの日常茶飯事な出来事です。
今回は女性の集団の中での出来事!! 関係者が滑稽なほどその事実を必死で隠しています。
みんな自分の身を守ることで必死なんだ。情けない現状だね。
パワハラが無いなんて信じられないのが現実で残念ながら今でもパワハラだらけ。
私がよくお弟子さんに話す内容のひとつですが、「思っていることは顔に出る」ってこと。テレビのパーソナリティに芸能人を据える機会が多くなりましたが、その芸能人も半年もすると化けの皮は剥がれます。つまり大柄な態度でゲストをなめ切った行動。顔に出ています。悲しいことはその自分に気づかないという事です。
仕組みが怖い。みんな仕事を干されたくない一心で絶えているんですね。

先輩になると威張りたくなるって前回話したばかりですよね。
これでは「改善」など決してあり得ません。私は前に上司が「威張る・・・」という記事を載せました。私も仕事の関係で役所のあらゆる部門に顔を出しました。残念ながら「威張っている・・・」現場は少なくありません。
特に芸能界の女性先輩のそれは手の施しようもない陰湿なものです。

私の教室でも実際ありました。教室のお弟子さんを連れてお仕事(舞台)に出かけたときの事です。
私はその日2人の踊子を連れて公演の現場へ行きました。
楽屋では当然舞台の準備のひとつにメイクがありますが、そのメイクをしている最中に聞こえた先輩女性の後輩に対する言葉でした!!!!
とても表現できないほどのヒステリックな内容!!!!?私は即その場に飛び込み聞いてみました。「なぜそんなに怒るのか・・・・」と。「そんなに怒る必要はない・・・」とも。「うちの先生がお弟子さんや生徒さんにそんな指導をしたことがあるかい・・・・」と。
すると先輩女性が放ったひと言。「私も先輩に厳しく言われて来ました。だから私も後輩には厳しく当るんです・・・!!?」もう口あんぐりでしたね。

ものの捉え方が違うとこうなるんだ・・・と学びました。それは会社でも部活でも、役所でもみなこの構図なんだろうな・・・と。

しかし、ここで困るのが性格です。言って素直に聞き入れてくれるんなら良いのですが、逆恨みの方が多いのが現実。

今回の劇団のトップが、「パラハラは確認できなかった・・・・」と言っていましたが、滑稽以外ありません。自己防衛のなにものでもないからです。
これでは命を落とした若者が浮かばれません。
ものには言い様があるので「こう言えば上祐・・・・(泣)」です。

本当に改善しようとするなら多少の犠牲を覚悟の上で行動すべきです。
「なんとか穏便に済ませたい・・・」と思うなら責任ある立場に居てはいけません。
誰かが命を落としたからではありません。人間の資質そのものを言っているのです。

どうして威張りたがるかな~・・・・!!?

我々の教室では、踊る以前の問題として「心を磨く」ことを重点に家元は指導しています。勿論、「こうしなさい・・・」という指導ではありません。つまり指導者自らの「人としての立ち居振る舞いそのもの」で伝えているんですね。
従って、舞台上で各々の舞が美しく見えるのはそこなんです。
豊かな心そのものです。

師匠は「特に、日本舞踊は礼に始まって礼で終わるを頭入れてお稽古しましょう」と伝え続けています。
生徒さんやお弟子さんより頭が低い指導者になかなかお目にかかれないと思いますが、それでも波島教室のみなさんは幸せですね。
一人、二人・・・と素晴らしい若者が育っています。みんなみんな心の問題なんですね。

「今日は七五三」、親の気持ちを思い出してみてください。