感謝の舞台(れきし)

公演時にいつも思う事。
どんな状況下にあっても、フアンの皆様の温かな気持ちに助けられます。

波島教室の最初の発表会があの時の春、つまり「東日本大震災」のあった年の9月でした。ご存知のように近年にない大惨事に開催をどうしようか・・・と本当に悩みました。開催はその大震災の半年後でしたからね。
東北地方からも逆に応援に駆けつけて下さったこと今でも思い出します。

そして3年後、2回目の発表会が平成26年の2月9日。渋谷の伝承ホールでの開催でした。この舞台もまた前日のリハーサルが終わるとなんと外は雪で真っ白!!
異常な大雪に交通機関は大きく乱れ、生徒さんは帰宅出来ずにサウナやホテル・波島の自宅に泊めてもらう人も・・・!!
翌9日の本番日は車も大渋滞。道路は滑る・・・、それでも会場は超満員でした。とにかく凄かったですね!
反面、これほど嬉しかったことはありませんでした。立ち見まで出た大盛況でしたから忘れることが出来ないんです。
出演者も相当気合が入り、舞台は大成功大盛況。ホント素晴らしかった。

「生徒たちは舞台を踏んで成長します」と波島がよく口にしますが、「100回の稽古より1回の本番」、まったくその通りです。生徒さんたちはどんどん力を着けて行きました。
そして渋谷公演から2年後、発表会というより「波島陽子芸能生活30周年記念」と銘打って仕掛けたのが浅草公会堂での舞台でした。

お祝いに駆けつけてくださった人の数。取引先からはグアム旅行2組2本のご招待。こんな日本舞踊の舞台がどこにあるでしょう・・・!!
みんな師匠波島陽子の人柄なんですね。 また逆にこういう舞台をやると本当にいろんな人間模様も垣間見ます。
波島があそこまで愛情をもってしても、残念ながら自己中心的な人にも出会います。世間一般から見たら少ないんですが、気の毒に思いますね。
「決して調子の良い人間になってはいけない・・」、どの世界にもきっとあることでしょうが「自分さえ良ければ・・・」はこうした大イベントをやると如実に判ります。日本の心に触れる日本舞踊界にあっては、それで良い作品は生まれません。作品は心だからです。
つまり、感謝の心無くしては何をやってもダメだということでしょう。

波島が、どの舞台も盛況なのは、きっと日頃の生活スタイルにあるように思います。波島の舞台は、回を重ねる毎に評判を高めるのも分かります。

月日は流れ、ご存知のように昨年コロナ禍で「粋と艶との花舞台」(浅草公会堂)が開催されました。
この大変な時期に私たちスタッフもどれだけ悩まされたか知れません。正直苦しかった。これは今だから言えることですが、誰一人弱音を吐かずに取り組めたことが大成功の秘訣だったように思います。

数えきれないイベントに携った私でも、コロナは恐怖で難敵でした。それでもチームは明るく前向きで、代表して私の開催の決断は固かった。
3回もの延期に、とうとう昨年9月28日に決行したんですからね。結果、この舞台も大成功裏に幕が降ろせました。

みんなみんな波島陽子フアンの皆様。この舞台が発表会でなかった為、出演者は大変でしたが、それが返って良かったのかも知れません。

東日本の年、あの大雪の大都会。そして今回のコロナ。私たちは試練と闘って強く成長しているように思います。

どんな試練にも負けない強い力を身に着けた波島陽子。困難であればあるほど心を寄せてくださるフアンの皆様。

台湾から、九州、そして北海道まで日本全国の日本舞踊愛好家や波島フアンの波が・・・・!!
そうなんです。心の底から応援してくださるみなさんが居て、いつの困難なときも舞台を盛り上げて下さり波島は歩を進められています。本当にこの場をお借りし、改めて心からお礼を申し上げます。

これからも、日本の伝統芸を多くのお弟子さんとともに更に輝かしいものにと頑張っていきたいと思っています。
素晴らしいスタッフがこれだけ揃った教室も少ないでしょう。あっぱれ波島教室。頑張れニッポン、頑張れ波島チーム・・・ですね。