出典は万葉集からだそうですね。 「初春の令月にして気淑く 風和ぎ梅は鏡前の粉を披き 蘭は珮後の香を薫らす」
明治・大正・昭和・平成と刻んできた日本。 明治が遠くなったどころか、「昭和は遠くなりにけり」ですね。
今回はおめでたい元号の誕生となりましたが、日本らしさを失わず心の通い合う世の中が改めて見直されることを切に願っています。
世界中がAIと騒がれ、いつかロボットに支配されてしまうかも知れない危険な時代に突入しました。 おそらくそれはもっと拍車がかかり私たちではどうすることも出来ない事態に発展するかも知れません。
その危険を阻止できる唯一の国が日本と言って良いでしょう。 それは、どの国にも負けない倫理観があるからです。
この「令和」をもってさらに日本人らしい歩き方を推し進めたいですね。私たち波島陽子日本舞踊教室のスタッフ一同はそうした「日本の心」を大切にした修行を第一に、日本の文化、伝統を一人でも多くのみなさんに継承できるよう全身全霊をこめて歩いてゆきたいと思います。
AIと言いましたが、日本舞踊はAIの影響は皆無であり、最も日本人らしい芸術である日本の伝統の誇りとも言えるものです。
現在の浅草を見回してもすでに驚くことばかり。 日本の着物文化を商売にしようと間違って乗り込んできた国が目立ちます。
そうした文化や伝統どころか、町やビルまでもどこぞやの隣の国とやらに浸食されようとしています。
これは、間違いなく「政治の責任」のひとつでもありますね。 儲かればいい!!?
先日、京都を訪れた時も本当に驚かされてしまいました。 ・・と言うより危機感が異常なほどに沸いてきたのです。
浅草寺界隈の踊り用品店の女将さんも「もう無理ですね・・・」と嘆く始末!!
何が無理って、本物の文化伝統は商売という儲け主義だけの侵入国に全て侵されて行くのが見えるからです。 日本の伝統は「まがいもの」では通用しません。
政治家もだらしなさすぎますね。確かに福祉だ教育だ等々大事なものは分ります。
でも、今日本の伝統が侵されようとしているのです。 今現役で頑張っている人たちはみんな高齢となりそこに若者が居ないという現実。
外国受けするからと「忍者」や「サムライ」等々と刀を持ってそれを観光事業と勘違いしている昨今。 日本の伝統芸はもっと美しいものです。 もっと神秘的なものだとも言えます。 なぜなら、そこには日本人の心があるからです。
新しく「令和」が誕生したからではありませんが、でもこの新しい時代の幕開けを契機にもう一度日本の本来の美しさを見直す必要があるように思います。
波島陽子日本舞踊教室はお陰様で若い皆さんの加入が増えています。訊ねると、美しい着物姿に憧れて・・・とか、日本舞踊を学び美しいしぐさ振る舞いが出来る女性になりたくて・・・と門を叩いてくださいます。
日本の若者も捨てたもんじゃないんですよ。 もっと受け入れる側が、指導する側が大きなこだわりと信念をもって正しい日本の在り方に取り組んで行かなければなりませんね。
私たち波島陽子日本舞踊教室の面々も新しい「令和」という時代の誕生をきっかけに更に奮起し日本国に貢献できるよう「令和」という時代を歩き正しく歴史に遺るような活動を続けたいと思います。