正式には「二十五世観世左近記念能楽堂」です。 2017年にオープンしてまだ2年経っていないという日本の伝統芸としては最古の能楽。
この舞台に2月24日(日)に晴れて波島陽子がその舞台に上がることになりました。

厳かで、格調高い由緒ある舞台にさすがの波島も心を震わせているようですが、それ以上に楽しみで仕方ない様子です。
お弟子さん9名を特別に出演させるという気遣いは出演者これ以上ない喜びですね。

ご存知のように、波島陽子の振付作品はどれも美しいと評判で、全国の多くの日本舞踊愛好者のみなさんが様々な波島作品で楽しんでいます。
いつも思うのですが、美空ひばりを踊っても、島津亜矢、相原ひろ子・・・と、歌手として最高峰といわれる作品をものの見事に素晴らしい日本舞踊に仕上げます。
観て分るのは、本物の美しさです。 これは波島が歌舞伎からくる基本、古典の厳かさ等々見事なまでにこれ以上ない美しい舞いに仕上げるからです。

教室には、プロになりたい俳優(役者)の卵も一生懸命自分磨きに励んでいます。

波島教室は年間何度となく海外やいろんなイベント(舞台)に招かれて舞台に立ちますが、いつだったかインドのグジャラート州に招かれたときにその素晴らしさをまざまざと見せつけられた感じでした。 グジャラートの舞台には、ロシア・フランス・カナダ・イギリス、そして日本等々10ケ国もの伝統芸能が披露されましたが、日本の拍手にはそれぞれ適いませんでしたね。
着物が美しいからではありません。 勿論衣装のウェートも無にはできませんが、日本舞踊は独特な世界観を醸し出しているんだなって観客席をみてそう思います。
心で表現する波島陽子の振付はとても気品に溢れたものとなり、日本を代表するにとてもふさわしいものだと改めて心に刻める瞬間でもありました。

今回は、なんと700年もの伝統ある「能楽の舞台」GINZASIX。
GINZASIXはオープン前から銀座のど真ん中に・・・と凄い噂でした。

オープンを記念して歌謡曲の大御所「五木ひろし」が特別記念コンサートを行いましたが、それは素晴らしいものでした。
ベースやギターの無い演歌の舞台。 和楽器がこれほど心を揺さぶるとも思ってもいませんでした。
五木ひろしだから良かった。 五木ひろしだからこの舞台にピッタリだった。
今回も、多くの皆さんにそう言われるよう波島は準備に余念がありません。
お弟子さんたちの意識の持ち方を上げてあげたい・・・・と思いながらも、師匠と生徒の違いになんとか波島の想いが伝わるよう指導したい・・・と懸命なんです。

きっと、素晴らしい舞台になると確信していますが、出来ればこの舞台でいつの日か「波島陽子の世界」と題した公演を開きたいですね。

日本人の誇りをもって立つ舞台としては最高です。 2月24日の開催。

この舞台が終わるころは東京にも春が訪れるでしょうか・・・。

 

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