波島の集大成

早いですね・・・!! ゆかたざらいからまもなく1ケ月が経とうとしています。
コロナだったりインフルエンザだったりと舞台を妨げる出来事に負けず、スタッフは明るく元気でした。 お弟子さんが育った証しですね。
日頃のお稽古の成果を試す「ゆかたざらい」。

この会場では2回目となる舞台でしたが何故かこの舞台だけは不思議な巡り合わせのある会場でした!!
第一回の開催が計画された年、なんとあの東日本大震災が・・・!!
9月開催予定で本当に悩みました。私の生涯で一番と言っていい大震災でしたからね・・・!! ここで求められたのが「決断」です。
生徒さんの中には東北地方から来ている人も居ましたからね。東日本大震災は日が経てば経つほどその被害は大きくなっていることが報じられ当時は参りました。
でも、決断は「誰かは元気で居ないと・・・」ということでしたね。「よし、開催しよう・・・・」と決めてからは毎日が本当に元気でした。
想像を超えて超満員になった会場。お稽古場を開校して初めての舞台だっただけに何もかもが新鮮でした。
大成功裏に幕を降ろした舞台から教室は元気いっぱいに成長していったのです。

その後、海外公演の依頼あり都内で最初の「浅草を着物で歩こう」企画。今でこそ多くなった業者数ですがこの企画は波島教室が最初でした。
それ以降本業の教室の仕事が忙しくなりお稽古一本に絞れたのは快挙です。

波島の集大成

第2回(今回)の「ゆかたざらい」も大盛況で超満員の中幕を降ろせました。

しかし、ご存知のように今回もまた1月にあの「能登半島地震」が起きたのです!!
いつどこでこのような大災害が起きても決して不思議でない時代になったことが恐ろしい。
それでも生徒さんたちは希望に夢膨らませこの日の為に準備してくれました。
第一回の時に比べたら浅草も外国人だらけと言っていい状況。インバウンドインバウンドと世間が騒ぐ中、しっかり地に足着けて若者を中心に日本の伝統であり文化である日本舞踊の舞台を開催出来たことは何にも代え難い喜ばしいことでしたね。

改めて「日本の心」を伝えていく波島の集大成(すがた)に誇りすら感じます。
素晴しい舞台でした。