最高だった

「粋と艶との花舞台」
この公演の幕を降ろしてもう1ケ月にもなろうとしている。
中には目標を失ったように何も手につかない状態でいるお弟子さんも居たようだ(笑)
それだけ打ち込んだという証だろう。今回ほど全てに上手くいった舞台も無かったであろう。コロナという厄介な代物にかき回されお稽古どころでなかったと気分的には言える。
3回もの中止に一糸乱れない波島社中の団結力に今回は凄いものを見た。

なんと言ってもまず諦めないという精神力。お稽古もさることながらあの猛暑の中をこれでもかとポスター貼りに動き回る!!コロナに阻まれ上手くいかないことを百も承知でだ!!
この期間を頂けたことで「お稽古ができる・・・」とどれほど頑張ったことか!?
その気持ちが実に素晴らしい。そばで見ていた私が一番よくしっている。
その間、さらに心の表現を磨き、作品は最高点の取れる出来になっていた。

日本舞踊も新舞踊も大切なことは心で舞うこと・・・。
あの観衆の拍手がお弟子さんたちにどう響いたかはまだ伺ってない。
ただ言えることは、「凄かったよ!」「最高だった!」と褒めてあげたい。