波島陽子日本舞踊教室のホームページが今とても話題になっています。 ホームページを見てのお問い合わせがとても多いのです。

今回ご紹介するツアーもそのひとつですが、波島陽子日本舞踊教室では浅草に教室を開校して10年ちかくになりますが、開校当初から「振袖を着て浅草を散歩しよう」等の希望が殺到していました。

当初はそれらのツアーはそれほど話題になっていなかった頃でしたからとても目立ち好評でしたね。 本物の素晴らしい振袖に手を通した外国人のお客様。 それが不思議と目立つんですね! とても美しいです!

今までに数えきれないお客様を受け入れ、それがご縁で尚お客様を紹介して頂く。 食べ物屋さんでもそうですよね!美味しい物は間違いなくまたお客様がやってくる。

そうした考えはこの波島陽子日本舞踊教室では徹底していました。

最近でこそ浅草にはたくさんの「ゆかたレンタル」というお店が増えましたが、増えれば増えるだけ波島教室の評判は上がります。

外国のお客様にレンタルで着付けが終わったから「さあ!行ってらっしゃい」ではないのです。 スタッフ(ガイド)が同行し、短時間で観光スポットをご案内し写真も撮って差し上げる。まさにおもてなしそのものです。

後半の自由行動があるので1時間ほどはお客様が自由に散策。 このおもてなしはなかなか商売では出来るものではありません。

 

通常営業の「日本舞踊教室」がそうです。 毎日のお稽古に沢山の生徒さんがやって来ますが、みなさん楽しそうに通っています。

元来、日本舞踊と聞くと「お金がかかる」というイメージが強いのは昔から今も変わりません。だから、日本舞踊離れが起きるんですね。

でも、ホームページを見て「習いたい」と思う人はとても多いです。それだけ教室を探しているということですが、実際に費用が高いとやりたくても続けられません。

波島陽子がこの浅草に教室を開校した理由がそこにあります。 一人でも多くの若者に日舞を楽しんでもらいたい・・・。 この願いは優しい心根でみなさんに伝わっています。

教え方しかり。 教えるということはとても根気の要るものですが家元は指導力があるが故に怒ることなく教えられるんです。 これは一般の生徒さんには魅力です。

教室には、一般の生徒さんを中心にプロを目指す役者のたまごも沢山通っています。

波島陽子が舞台女優だったこともあり、何をどうしたら良いかを的確に教えることが出来るんですね。 これにはいつも感心と脱帽の連続です。

 

波島陽子の魅力は、日本一の振付師であることもその作品に華を添え、習う者の心を揺り動かし感動を与えていることです。

浅草に通う生徒さんは関東地区は勿論、遠くは台湾、鹿児島、そして兵庫・岐阜・富山・福島等々からも。 生徒さんの平均年齢は26歳くらいととても理想的。

なんといっても楽しめる教室が素晴らしいですね。 年に何度か海外に派遣され、様々な舞台で踊っていますが、それも素人(生徒)さんには最高のお稽古環境で喜ばれています。

 

「作品に心が見える」、この魅力が実を結び一般の生徒さんでありながらその舞台(発表会)は実に美しいと評判。 一番大切なことなんではないでしょうか!?

 

今回スタートした「日本を楽しみたいツアー」はそうしたお客様をお迎えするにまさにぴったりな教室なんですね。

写真は、日本舞踊を観て頂く、そして生徒さんのお稽古風景を見たいと希望する特別なツアーなのです。 米国を中心に集められたお客様。 勿論観光客のくくりですが、少し違うのが「目的」です。

日本が大好きな外国人がこんなに居たのかと驚かされました。 日本が大好きだから、今までに京都や富士山、その他日本各地の観光は既に沢山なさった人たちです。 従ってその年齢層は少し高いですが、今回の目的(企画)は日本の文化・伝統に触れてみたい・・・とやってくるのです。

その第1回が昨日行われ(写真)ました。 1回に20名前後のツアー(団体)でその予約はもう来年末までいっぱいです。

教室が受けた企画内容は「生徒さんのお稽古風景」「先生の踊り」が観たい。 そして最後が肝心でプログラムの終わりに「質問コーナー」が設けられています。

どうして日本舞踊を習ってみたかったのか!? なぜ日本舞踊は神秘的な美しさが漂っているのか等々昨日も活発な質問でいっぱいでした。 素晴らしいことですね。というかとても嬉しいことですね!

お手伝いしてくれた生徒さんもそうしたお客様の目の前で踊れる、この体験はすごく勉強にもなります。 一般の教室との差別化があるとすればここまでの環境を整えた教室は日本中探しても見当たりません。

自慢をしているのではなく、本当の「おもてなし」に触れながら日本の文化・伝統を伝えられることの喜びです。

写真は時間の無い中素早く着物に手を通すことでその感触に触れて欲しいと従来の帯を無くした物を着て着物の説明をしているところです。 時間があればキチンと着せてあげたいのですが、予定に無いことでもなにか喜んで頂けたらと用意し羽織って頂きました。

 

着物や日本舞踊の定義には諸説ありますが、美しい心に羽織らせたいのが着物ですと話す波島の想いは、指導に、踊りのご披露にとお客様に間違いなく伝わっていると思います。

明日はまだ残暑ではありますが、振袖を着たい(体験)とオーストラリアからやって来ます。

 

この仕事を浅草でやれることの喜びに責任すら感じるのは、周りに与える影響が大きいからなんでしょうね!

これを、商売としてならやれないところがとても矛盾しているところですが、日本の文化という財産をこれからの若者に伝えられるんだと思えば張り合いが湧くのです。

そうした気持ちがきっと外国のみなさんにも伝わっているんじゃないかな!!?

 

頑張れる秘訣でしょうか!?