残念な横綱

まもなく始まるオリンピック。どんなドラマが待っているかとても楽しみですね。コロナでなければ盛り上がったのに・・・と嘆いても現実を見極めて受け止めないといけません。

そんな中、久しぶりに大相撲が地方での開催となりました。少しずつ安全安心を確保すればなんとか出来るのかな!?この名古屋場所も千秋楽はモンゴル人同士の全勝対決。話題としてはやはり怪我で幕下まで落ちた照ノ富士の勝敗でした。本当によく頑張ったと思う。感動はこうしたところに潜んでいることがよく分かります。

ところが、またもや土俵を汚した横綱を見ることになりました。14日目の白鵬は徳俵ギリギリまで下がっての仕切り!!ざわめく管内は異常でした。どうしても勝ちたいとする姿ありあり!!こうした奇襲は弱い力士がとる手です。まずこれで参った・・・でした。

次に、全勝同士の照ノ富士との結びの優勝決定戦。張り手、肘打ちなんでもありの横綱に唖然としました。

かってこんな横綱が居ただろうか!?確かに優勝45回は今後まず出ない記録と言って良いでしょう。その点は凄いの一言です。

しかし、結びで勝った時の雄叫びにも似た吠え方もまた醜いほどまったく武道の精神の欠片もない行動でしたね。

私は、日本の素晴らしさを常に研究し考え続けて来ました。関わっている日本舞踊で言えば究極は「心の表現」です。

外国人観光客が日本に来たい理由のその殆どが、その人としての「美しさ」です。

これを武道に当てはめると「品格」と言えるんでしょうね。

私の知っている中国の友、韓国の友、いずれも日本人より日本人らしいと言えるほど素晴らしい人物です。だから、モンゴルが一概に悪いとは言えません。

しかし、辛い時代から裕福を覚えてその道先は変わります。

上に立つ者こそ謙虚であれがそれですね。勝つために手段を選ばず行動するんであれば少なくとも日本の国技に触れて欲しくない。この気持ちは私だけではないでしょう。勝った瞬間の「どうだ・・・・」と吠えている形相はもう喧嘩状態です。第一徳俵まで下がった時点でもう横綱の資格なしでしょう。

終ってからなら何でも言えます。白鵬よ、君は横綱なんだ。皆の範を示すと横綱伝達式で言われたはずだ.。

怒りにもにた今回の優勝劇でしたが、そもそも品格を求めること事態無理に近いのが国民性です。こうしてみると、いかに日本人が素晴らしいかです。

メジャーリーグで活躍している大谷翔平選手とは月とスッポンほどの違いです。残念な横綱だ。