ほっとしました

今年も波島は元気にお稽古をスタートさせました。改めて健康に感謝ですね。これは、ただ健康というのではなくプロ意識の表れのなにものでもありません。

3年ほど前に、さすがにコロナに感染しお稽古を3日ほどお休みにしたことがありましたが、波島がそれ以外でお稽古を休んだ記憶がありません。
プロ意識の表れと言いましたが、舞台に出続けたプロの役者です。冬はスキーに、夏は海に・・・なんて経験は無いんです。つまり、日焼けやケガをしてはいけないというプロ中のプロですね。
本当はお弟子さんや生徒の皆さんも、プロを目指すんならこうしたことを学んで欲しいと心から思います。
今回、ご存知の真田広之さんがエミー賞に続きゴールデングローブ賞を獲得するという快挙が報じられました。
真田氏はただただ本物を追及し続けて来たその証なんですね。私が一番大切にして来たこだわりです。
日本にこれだけの伝統・文化があるんです。この素晴らしい芸術に対しただただ「こだわり」抜いた精神力に拍手を贈りたい。
正しい表現を使えば日本の「所作」そのものです。昭和まではぎりぎりその空気はありました。それが平成に入り令和には見ての通り異常とも言えるインバウンドとやらで日本は大変な騒ぎです!!
ここに落とし穴のあることを今の若者は気づきません。つまり、私がよく言う「ごっこ」・・・です。
インバウンドでのあの多くの外国人に偽物を披露して商売をしている現実です。所作も知らない若者たちがサムライと称し、忍者と称し、または着物に至っては涙の出るほど残念な対応です。
この真冬に、夏の着物で雷門の前に立ち外国人に宣伝呼び込みをする若者。私は10年も前からこれを危惧して来ました。
伝統というものは一朝一夕で成るものではありません。儲ければ良い。楽しんでくれれば良い・・・・!!つまり嘘を教えている訳だから段々と日本の文化の姿は消えるのみです。
都内も、日本の人気スポットもどんどん外国人に蝕まれ、日本が消えていく・・・そんな気がします。

波島教室が凄いのは、そこが違うのです。こだわりは勿論、アカデミー賞でいうこのこだわり。この大切な「所作」を徹底して教えているのが波島教室です。そういう意味で波島教室の生徒さんは幸せだと思います。
本格的な日本の心を学べる道場。私は今回のゴールデングローブ賞を通じて心からホッとした新年のスタートでした。