私は頑張ってなんとか1日に1本は時代劇映画を観るようにして来ました。特に時代劇の東映といわれた作品は殆どと言って良いほど観賞したように思います。片岡千恵蔵・市川歌右衛門・中村錦之助・大川橋蔵・月形龍之介・東千代之介・大友柳太郎・・・勿論まだまだ数えきれないほどの時代劇スター。女優陣も素晴らしかったですね。
今の時代劇と違い、まさに実際の時代を彷彿させるそれ以上の醍醐味を味わえた私は本当に幸せだったと思います。
ご存知のように、これだけ輝いた時代もテレビの台頭にこの素晴らしい時代劇が衰退していくわけですが、次に現れたのが東映のヤクザ映画でしたね。
これもしっかりとした脚本で当時の役者は本当に素晴らしかった。登場したのがご存知高倉健。更に頭角を表したのが鶴田浩二。
一度これらの映画を観たら私の言いたいことが一目瞭然です。
写真は鶴田浩二と野際陽子さんの切ないシーン。何故か現代はこうした「味」が出ないのは何故でしょう!?。このしっとり感。演技力もさることながら脚本も素晴しかった。
人間の心情(こころ)は切ないほどに吸い込まれる画面につい作品にのめり込んでしまいます。
役者志望の若者はどうしてこのような素晴らしい作品を目にしないんだろう!?
演技とは・・・と語るなら、このような作品を沢山見て学ぶべきです。
「私は大河に出たい・・・」、なのにどうして大河を見ないのか!!??
私は、好きが高じてそうした時代劇映画(DVD)を2.000本ちかく持って居ます。本物の演技を学べることがいっぱいだからです。
私がCMの指導に出かけたりするのは、本物を知って居るからなんです。