波島が浅草雷門に「波島陽子日本舞踊教室」を開校して13年を迎えました。
独立したのが平成19年ですから実質16年になりますね。
始めた頃は本拠地(きょうしつ)を持っておりませんでしたから、4ケ所ものレンタル教室を回り回って当時はホントに大変でした。
それが3年で専用のお稽古場を開設するまでになった訳です。感無量とはこのことを言いますね。
時代が変わって若者の気質も大きく様変わり、その経験も実際に若い生徒さんにお会いすることで本当によく分かりました。
波島がお稽古場を設け、振付作品(DVD)の制作や日舞の指導と思い立ったのは、純粋に素晴らしい日本の芸能・文化を一人でも多くのみなさんにお伝えたかったからでした。
勿論、いろんな生徒さんに出会うことが出来ました。こちらの方が毎日勉強勉強の連続でした。
勿論素晴らしい人の方が多いです。今日話題になっている「くるくる寿司事件」を見るように、信じられない考え方の持ち主(わかもの)も台頭して」来ました。教室は、そこまででは無いにしても悲しいことが無かった訳ではありません。一番判りやすいのが「礼儀に欠けている」ということですね。今まで頑張って通って来た生徒さんでも、少し礼儀から外れた人が居なかった訳ではありません。
しかし、嬉しいことはお稽古の成果が出て、素晴らしい勉強を続けている生徒さんの方が圧倒的に多い事です。
礼儀に欠けるとは、挨拶も無しに去ってゆく生徒。これが一番寂しいですね。
本人の都合もあったかも知れません。勿論これは本当に極わずかです。
「挨拶が通ればまた会えるのに・・・」とどんなに思ったことか・・・。
つまり学び損ねている人が居るという事実。長いことやっていればいろんなことがあって当然です。
しかし、一貫して波島の心は変わりません。
従って良い人間関係となることの方が遥かに多いのは当然です。
頑張って、頑張って頑張って来た成果が、なんと「東京都内の日本舞踊教室」での人気ランキングが10年連続1位という大偉業。
これはまた素晴らしい生徒さんに恵まれたからでも有ります。
20歳で来た人が10年経てば当然30歳です。この10年を波島も生徒さんやお弟子さんと一生懸命ここまで頑張って来ました。
良い先輩に右ならえとなり、素晴らしい後輩が増えそして人気ランキング1位を獲得したんですね。
今回のコロナで世の中は大きく様変わりしました。仕方ないと何度思ったことか!?
ところが、当教室の殆どと言っていい生徒さんはその殆どを休まず現在もお稽古を楽しんでいます。
様々なご事情があってコロナの最中に故郷へ帰らざるを得なかったお弟子さんが居ました。
帰郷する際、波島を訪ね「お世話になりました・・・」とご挨拶。
波島が「あなたが一番美しく綺麗でした・・・」と言葉を贈ったときは何年ぶりかでこれほど胸を熱くしたことはありませんでした。
その彼女がこの11日にめでたく結婚式にです。
こんな巡り会わせがあるんですね。
この状況と、まだ安心できない中で出席は出来ませんが、心の限りを祝福したいと思います。
ありがとうとしか言葉が見つかりませんが波島が言ったように心の美しい女性(ひと)です。
波島が、教室を開いたからこその出会いです。素晴らしい。そして心からおめでとう。