昭和の童

信濃川の上流は「魚(うお)野川(のがわ)」で、私の町を流れています。
昔、まだ上越線が開通していなかった当時は関東地方からあの三国峠を越えて魚沼に来たんだそうです。
そこでこの川が活躍するわけですね。だから、多くの船着き場があったようです。
私たちはすなわちこの川で遊んだ訳です。
「魚野の川で魂磨き、八海おろしに肝をねる・・・」高校の応援歌で歌いました。勿論プールなど無い時代。もっこふんどしで真っ黒になって遊びまくっていましたね!

川の綺麗さといったら川底のカジカも見えるほど。家からこの川まで子供の足で約12~3分。途中田んぼや畑だけ。じりじりと焼け付く真夏など道中の畑には今では考えられないほどの野菜や果物が・・・。
トウモロコシをへし折って、トマトやキュウリももぎ取って!!河原で焼いたり冷やしたりでこれ以上ないおやつでしたね!!(勿論盗ってはいけないんですよ)

まさに野生児そのものです。小学4~5年生の頃が一番楽しかったかな!?
常にわんぱく共が4~5人で遊びには事欠きませんでした。

今と違ってトウモロコシの美味しかったこと。トマトも胡瓜も今では味わえないまさに無農薬の最高級品だったんですね。
カジカやアユを獲って河原で焼いて食べる。親は知らなかったようで勿論知っていたのかも!?

「この川を泳いで行ったら信濃川に出て長岡に行けるんだってさ・・・」なんて肝試しに小出町あたりまで行ったことがあります。
帰りの遠かったこと!! やんちゃで元気でしたねみんな。