魅せる作品

私が本格的に韓国ドラマを観るようになったのは20年ほど前になります。
それはあの「冬のソナタ」でした。何故か魅かれる不思議な魅力の虜になったことを覚えています。
その後、会社を立ち上げるとき、波島のお母さんが好きだった冬ソナから「ポラリス」と命名したくらいですから全く迷いはありませんでした。
それから暫らくすると「チャングム」が、そして「トンイ」と。写真のハン・ジミン演じた「イ・サン」は余りにも素晴らしく、挿入歌を波島に振り付けてもらい、渋谷の「伝承ホール」の公演で披露したほどです。
あれから再放送、そして今回の再々放送を1話も欠かさず観ています。やはり人気の出る作品は間違いなくキャスティングが素晴らしい。そしていつも言うように脚本が最高です。監督はチャングム・トンイ・そしてこのイ・サン共に時代劇の巨匠と言われるあのイ・ビョンフン。
日本で言ったらさしずめ山田洋次監督ですね。役者のたまごだけでなく、演者はみな一度は学んだ方が良い作品だといつも思っています。

可愛いだけで、人気グループだから選ばれるなんてことのないこの韓国作品。憎らしいほどの名演技を見せる悪役。これほど適役はないだろうと思う凄さです。それだけに主人公が更に引き立つのかも知れません。
日本にも勿論素晴らしい作品はありますが、それでも薄っぺらになったことは否めません。
それと本(脚本)がいいからどんどん惹きこまれていってしまいます。
ご存知のように、インバウンドで日本の宝(芸術・文化)の安売りが昨今どうしても目につきます。
何故にお本に來るのか・・・!? 日本は歴史とともに他にない素晴らしい国だからです。商売だからと「ごっこ」はいけません。