親鸞聖人の教え

年の初めの大惨事勃発!!
大変な幕開けになりましたね~!! 令和6年1月1日16時11分
「令和6年能登半島地震」と名づけられました。

おそらく多くのご家庭は里帰りした子供たちを囲み笑顔の花の中でコタツを囲んで居たんじゃないでしょうか!!!?
NHKのアナウンサーが「今すぐ逃げて・・・・」と連呼。その警報はすざまじいものでした。「逃げて・・・・」と露骨に  「今すぐ・・・」と

さすがの私も構えました。もう正月気分は一新でしたね。大切な物をリュックに入れ、いつでも来い・・と。

時間の経過と共にテレビ各局一斉に「津波警報!!」。元旦ですよ!!

私は浄土真宗の寺で育ったせいもあり、中学の頃覚えた親鸞聖人の言葉が座右の銘のようにありました。その句が直ぐに頭を過ぎりました。
「明日ありと、思う心の仇桜 夜半(よわ)に嵐の吹かぬものかわ」と
この歌は、綺麗に咲いた桜を、「今美しく咲いている桜を、明日も見ることができるだろうと安心していると、夜半に強い風が吹いて散ってしまうかもしれない」という意味なんですね。
つまり、「大丈夫明日やれば・・・・」に苦言を呈した句なんです。

この歌は私の人生にとても大きな影響を与えてくれました。
「いつかやろう・・・」「明日やろう・・・」では駄目ですよ・・・とシッカリ捉えることの出来る言葉でした。

だれもが分からない昨今の自然災害。特に地震大国日本においてはまさに「心がけ」として大事な戒めに思います。

あの惨状を多くのみなさんはどんな心持ちで見たんでしょうね。元旦ですよ!一年のスタートの日ですよ。
特に北陸地方では温かな家族団欒だったでしょうね。

一瞬にして住む家を失う!!
「逃げてください・・・」の各局の叫びがどこまで現実として伝わったんだろうと思えるほど映像を観る限りでは「逃げている様子」は伝わって来なかった。
「大丈夫だろう・・・!!?」じゃなかったんじゃないだろうか!?

死者は2日現在50人未満でしたが、ここに津波が襲って来たらあの東日本大震災のような惨事になるんでしょうね。

地震大国に住んでいる以上、おそらく明日は自分かも・・・は本気に受け止める必要大です。

一年の初めに、是非覚えてください。「明日ありと・・・」を。

負けずに良い年にと頑張りましょう。