お稽古しました。コロナの影響もあって3年もお稽古しました。なのに分かったのは「芸事の難しさ」だけでした。
この教室には岡部塾というのがあって先生が教えてくださった作品に魂を入れるお稽古と言ったら分かって頂けるでしょうか!?
なかなかプロデューサーに教えを頂くチャンスは少ないんですが、お願いしてお願いして公演まで毎月2回ほどの特訓。
考えてみたら「新舞踊」はお芝居と同じですからね。勿論教室では古典も教わりますが、先生の特徴は新舞踊が古典のような上品さがあるということです。
この教室には「大衆演劇」に魅せられて入門される生徒さんも少なくありません。もっと言えば大衆演劇の役者さんが習っていることで陽子先生の素晴らしさが更に分かります。
昔は私もお芝居がやりたくてお芝居のお稽古に夢中でした。でも、今はもっと早く日本舞踊を習っておけば良かった。今更ながらに思います。
一番に言えることは、今になって気づくのは遅いのですが、陽子先生の教室は踊りを習う前に「心の修行が出来る場」なんだな・・・と。
触れあう人に感謝すること。優しい心で人に接すること。いつも謙虚でいること。ありがとうを忘れないって本当に大切なことです。
この心根こそパフォーマンスに現れるんです。私も何回も他の団体の皆さんの舞台を見に行きました。その度に、陽子先生の舞台の美しさを再認識させられました。
プロデューサーに、「心で動きなさい」「心を添えなさい・・・」と口を酸っぱくして言われます。陽子先生の振付に心を添えるとどうなるか・・・。もう今回の舞台に出演されたみなさんは十分理解されたと思います。
「息をのむ」「うっとりさせられる」・・・、全て素直な気持ちで納得できるんです。
プロデューサーに、「おこつき・・・、良かったよ・・・」そう言われたとき、やっと少しだけ分かったような気がします・・・。 本音です。