「もう1ケ月経ったんだ・・・・!!」
これ以上の表現が見つかりません。私はお芝居のお仕事がしたくてこのお教室に入りました。
入った理由というかきっかけは勿論お芝居に日本舞踊が欠かせないからです。
入って半年も経たない内に、近くの老人福祉施設への慰問に誘われドキドキしながら踊ったことを覚えています。
そして、年が明けてびっくりするようなお話が飛び込んで来ました。先生の故郷での公演に「出演してみなさい・・・」と!!
あれから3年と少しが経ちました。
写真の「京の四季(お稽古風景)」と、「お芝居」・「ナレーション」にも挑戦させて頂くことに・・・!!
最初耳を疑いました。まだまだ基礎を学んでいる最中だというのに!!
それからはプロデューサーの特訓(塾)が待っていたのです。出来なくて出来なくて、悔しくて、何度も放り出そうとしたり時に涙が止まらなかったり。
それなのに、プロデューサーの根気には驚きましたね!! 「踊りは形ではなく心なんだ」と毎回毎回・・・。
これはナレーションでも、お芝居でも同じに叩かれました。そして本番の幕が降りた後、プロデューサーから「素晴らしかった」「とても良かったよ・・・」とお世辞かもしれませんが褒めて頂きました。
するとプロデューサーの雷が・・・!! 「芸事にお世辞は使えないんだ!!上手いは上手い、下手は下手。良かったということは本当に素晴らしかったんだ・・・」と。本気で叱られました。
確かにこんなに多く寄せられる感想文(メール・お手紙)は初めてです。プロデューサーがまとめてくださり見せてくださいました(涙)
多くのお客様からの感想文に目を通し、私なりに納得のいくものでした。
ホームページで「日本の心を表すことの出来る第一人者」とのコピーに、最初そこの意味はだいたい宣伝ってみなこのようなものでは・・・と思っていた私が恥ずかしくなりました。
お客様が、配信映像を観てくださったみなさんが、「素晴らしかった・・・」と言ってくださった事。また公演前に他の団体の舞踊を観に行ったときの先生の舞台との違いがハッキリと納得できたのです。
美しい舞台の理由、これは出演されたみなさんそう思ったはずです。お世辞も何も要りません。
これはお稽古場で先生の指導を受けた人ならみなさんそう思い納得していることだと思います。日本の心を表現するということは簡単のようで決して簡単ではありません。
日頃からプロデューサーに、「感謝の気持ちを忘れない事」とか、「いつも謙虚な心でいるんだよ・・・」とか、「おけいこは楽しく取り組みなさい・・・」が大納得なんです。
「思いやり」や「優しさ」は毎日先生から頂いています。
今回の「粋と艶との花舞台」が大盛況で幕を降ろせたこと、きっとプロデューサーは始める前から分かっていたんでしょうね。
先生の舞台が美しい。もう私たちには大納得です。
踊りを学ぶのではなく「心を学べる教室」。
勿論、先生は一言もそんなことは言いません。先生と一緒にお稽古しているだけでそれを学べていることに気づくんですね。
三年経ってでは遅いかも知れません。でもその意味が分かって舞台に上がれただけでこれ以上ない幸せでした。