きっと声が・・・

カラオケに行かなくなって3年!!
私の人生「歌と共に歩んで来た」ように思う。母の背で「勘太郎月夜唄」を唄ったそうだ。
これは大人になって初めて母が語ってくれたエピソード。赤ちゃん言葉のような口調をよく母が笑って真似してみせた。
本を読むことが好きになったのも母の影響。中学生に上がる寸前のコタツの中で新しい国語の教科書を開き母が読みだしたのが森鴎外の「山椒大夫」だった。
おかげで良い感性が身に着いたように思う。

学生時代、新社会人の頃、名古屋時代。みんなみんなそこには思い出の歌があった。
今の歌を口ずさむことはまずない。今は環境も贅沢すぎるほど恵まれていて散歩はこの通り隅田川。私のコースは白髭橋経由で約2時間。
いろんな景色は毎日別の顔を見せる。これがたまらなく楽しい。そして歌が出る。小声で口ずさみながらまるでドラマのようだ。
久しぶりに川沿いでマスクを外して歌ったら声が全く伸びない!!もうまるまる2年大きな声を出していない現実がそこにあった!!
なんでも使わないと錆びるというが私もきっと声が失くなったのでは・・・と思えるほどだ。
唄いたい、歌いたい、謡いたい・・・・。大きな声で。