コロナで初詣の仕度をするでもなくゆっくり家で年越しをしました。あれから2週間がすぎてびっくりしたことがある。
NHK紅白歌合戦の酷評です。ジャーナリストが、芸能レポーターが、記者が評論家が・・・、その殆どが怒りにも似た酷評を綴った。
実は、私は雪国で育ちましたが子供の頃からこのNHK紅白歌合戦は最高の楽しみでした。家族が全員揃い、笑顔満載の年越しに花を添えたのが紅白歌合戦だったことを鮮明に覚えています。
平成も10年も過ぎたころからでしたね。何か違和感のある歌合戦だと感じはじめたのは。
それが、この暮れの紅白は何と史上最低の視聴率!!紅白の視聴率が34.3%!!!?地に堕ちたものです。
不思議なのは、今回のテレビ、私は一度もNHKにチャンネルを合わせなかったことです。何をしてたかって!?紅白を観たの「みの字」もありませんでした。テレビ東京の「年忘れにっぽんの歌」を最初から最後まで観ていました。昔のNHKの匂いがする。そう言ったら正解でしょう。
唄う歌全て知っていました。作品ごとにその当時が走馬灯のように甦ってくる。心洗われるようなと言ったらよいのか、懐かしさと温かさは表現できるものではありません。
日本人の自慢は心です。世界に誇れる財産であり文化です。今でこそ世界中の観光客はコロナで足止めを食らっていますが、外国人は日本に何故来るのか。私は日本舞踊教室を通し、そのおもてなしの中から外国人はこの素晴らしい「日本の心」に触れたくてやってくることを再認識しています。「日本らしさ」、「日本人らしさ」。
便利さが人の心を奪い殺伐とした日本に成り下がろうとしていることを理解できないのだろうか!?
今までは人の心の温かさ、NHK紅白にはそれがぎっしり詰まった最高イベントでした。制作側にどんな理由があるにせよ、日本人をないがしろにした舞台(映像)は受信料泥棒です。NHKは日本の良さを最前線で継承していくんではないのか!?
私は20代前半で役職に就きお店の販売員に目標を掲げたことがありました。それは「日本一の販売員になろう・・・」の合言葉です。当時名古屋におりましたが、若い販売員をグループ分けし何度も三越や伊勢丹等一流を学んだものです。当時の販売員は遠くは北海道等々からお礼のハガキを頂いたものです。
「貴店の商品は勿論、日本一の販売員ですね!、素晴らしい、感動しました。」と。現在はなかなかそうしたお店には出くわしません。
このまま行ったら日本がどこかに消えてしまいそうです。
接客で学び、日本の素晴らしうさを知る私にとってその心NHKに伝えたい。
頑張れよ。