虜になる振付作品

波島陽子が振付作品(DVD)を制作して先日で全94作品となりました。

もともと波島は日本舞踊教室を開校するなど全く思ってもいなく、将来に向け全国の舞踊愛好者のみなさんお一人お一人に美しい舞に触れて欲しい、そして東京まで学びに来なくてもこのビデオを見たら習得できることを願ってスタートさせたのが振付作品制作に取り組んだ大きな理由です。

撮影編集等全て私が担当していただけに作品の素晴らしさはおそらく私が一番よく知って居ます。
時代がネット社会に進んだことであれよあれよと全国からのご注文を頂き、調査したところによると波島作品で楽しんでいらっしゃる人はすでに2000人を超えました。
お陰様で、その受付け窓口が私だけに本当に多くのみなさんとお知り合いになれました。国内は勿論ですが、ブラジルや台湾からも制作依頼が舞い込みます!!

お陰でインドやドイツへの公演にも結びついているんだから凄いのひと言です。

波島の振付はビデオ化されていないものが100作品以上あるわけですからこれまた凄いですね。
その一曲一曲が今日も全国のどこかで踊られていると思うと感無量のなにものでもありません。

虜になる振付作品

ただ、驚くのはそれぞれの作品に息吹(たましい)が感じられることです。

歌謡曲や演歌を踊るのを「新舞踊」と言いますが、これは他の先生でも勿論同じ楽曲を振付けます。違うのは「誰が振付けたか・・・」です。
他の作者との大きな違いは波島が舞台女優であったことでしょう。
時代劇ではお馴染みのあの女剣劇の大御所「淺香光代」先生が師匠であった関係で日本全国上がらない舞台はまず無いのではというほどの公演回数。
まして厳しい修行生活は波島の財産となりました。どこが他の振付師と違うのかと思われるでしょうが、同じ作品を比べたら一目瞭然。
「美しい・・・」「かっこいい・・・」が絶賛の言葉とともに返ってくるのです。
まさに芸術そのものですね。

虜になる振付作品

現在、コロナ騒動があったことと、100数十名に膨れ上がった生徒さんの指導、それも全て個人稽古という過酷な状況の中で以前のようになかなか作品制作まで手が回らない状況ですが、それでも初心を忘れず意欲満々です。

新舞踊が好きな人は一度この作品に目を通したら虜になること間違いなし。
良い作品を遺したい。その信念のようなものが波島の心を後押ししているんでしょうね。