お助けマン

いよいよこの季節がやって来ました。
私の教室に唯一10名の団体さんが通っています。教室は100名を超える大所帯になっていますが、その99%は全て個人稽古です。
ところが、ある特別な理由で13年ほど前になるでしょうか・・・、10人を率いる団体のリーダーがやって来て1年かけてある作品を創り上げ(稽古)芸能大会(全国大会)に出演するというもの。

それも、このメンバーの特徴は全てオリジナル作品で出演するというものです。
従って作品を制作(振付け)しなければいけないんですね!!
最初は夢中で振付けましたがこれが大変!! 群舞を創るのであればそれでもまだ救われます。本格的に日舞の下地が無い人も少なくないことと、人生の先輩も少なくないからですね!!

「芸能大会」だから基本何をやっても良いとのことでそれぞれの性格や特徴を生かしドラマ仕立てを基本にしよう・・・と頑張ってみました。

今まで予選も通過したことが無い・・・と悩んでいた皆さん。それでもお陰様で最初の作品で見事に予選を通過!!快挙でしたね!!!♬

そして1年、また1年と経つ内に決勝進出は常連さんとなりました。

思うんですね・・・。教室にはプロデューサーが居て、そのプロデューサーは演出も舞台監督も出来ると言うお助けマン\(^o^)/
出演者への指導を見ていると「なるほど・・・」と納得出来ることばかり。
日舞の指導はなんとか頑張って来ましたが、演技指導はまた違います。おそらく役者さんなら私の話すことを直ぐに出来ても、全くの素人さんと言っても過言でない皆さん。そのみなさんがまるで魔法にかかったように生き生きと私の振付をこなし始めるんです!!♬

本(台本)も書ける!!、演出もする・・・!!
私も長い事芸能界に居ますが、なかなか出会う事のない凄腕。

今回もまもなく本番。 本会場とリハーサル会場での確認が終わりました。
私が言わなくても、まったく願ったり叶ったりの指導に「ああ、お助けマンだ・・・」と。

それにしても参加者のこの団体さん、もう13年も殆どメンバーが変わることなくこの芸能大会に出演し続けているんです。頭が下がりますね。