このところ振付作品の注文が続いていますが嬉しい限りです。
ご注文される皆さんの意見がとても嬉しいですね。
私も、第一回の「風流水景色」と「女鬼龍院」の収録のときの感動はいまでも忘れず覚えています。
これが芸術なんだ・・・と興奮しながらカメラに収めていたことが懐かしいですね。
何が素晴らしいって第一は何と言っても選曲でしょう。
舞台で築き上げた芸の力は誰もが表現できるものではありません。またたくまに全国に広まった「振付のうわさ」。
今では日本国内は勿論ですが、ブラジル・タイ・韓国・台湾と波島陽子の振付で日舞を楽しんでいる人でいっぱいです。
台湾から、九州から、富山から、実際に先生の舞を自分の目で見たいと浅草までやって来ます。
日本らしさがどんどん失われていく中、嬉しい出来事です。
この仕草や振る舞いの美しさに憧れ、魅せられて若いお嬢さんがお稽古に通いたいと来るのも言葉で言い表せない喜びです。
インバウンドの復活で外国から来るみなさんに、商売第一で浴衣を着せたり忍者等の体験を見せているところも少なくありませんが、そこに「嘘」があるのは頂けません。
日本の伝統や文化は正しく伝えてこそ芸術だからですね。