これこそ新舞踊

波島陽子の新舞踊が何故素晴らしいのか・・・!?
私は事あるごとにその質問を受けています。それは振付ビデオの作品愛好者からの意見です。
日本全国で流行っているのは日本舞踊つまり古典とかではなく、まさに新舞踊なんですね。「大衆演劇を観て自分も踊りたくなりました・・・・。」と教室の門をたたく生徒さんは少なくありません。
しかし、波島陽子の新舞踊は大衆演劇で見るそれとは大きく違います。波島が制作する新舞踊の魅力ってなんだろう・・・・!?
その理由は大きく2つあります。 まずその1つは、波島陽子は時代劇女優だということです。ご存知の淺香光代師匠に教わった時代劇でのそのしぐさは普通経験できない貴重な芸のひとつでした。そして2つ目は、徹底した日本舞踊の基本が全てに施された作品だということです。
多くの他流試合でその結果は全て如実でした。数年前にインバウンドを対象としたコンテストが開催されたことがありました。驚くことにそこでの審査員は約300名という信じられない人数の審査の目。数多くのチームが参加しましたが、なんと波島社中は280票を獲得し堂々の優勝!!プロ軍団も参加したこの大会。波島チームは純然たるお弟子さんチーム。

また、能楽堂での合同公演でもその差は歴然としていて多くの観衆の心を掴んだことがまさに昨日の様です。
全国に、波島作品を踊っている人(舞踊愛好者)のみなさんは、日本国内はもとより沖縄・台湾・ブラジル等も含め3000余名も居るそうです。
その皆さんが口を揃えて波島作品で楽しんでいます。

これこそ新舞踊

なかなか真似は出来ないかも知れませんが、振付ビデオにはとても分かりやすく解説が施されみなさんの虜になっているようなんですね。
日本の美しさは「心」から来ると言って過言ではありません。古典や日本舞踊の基本があって振りつけられた新舞踊は「まるでお芝居を観ているよう」・・・と絶賛。
数多くの時代劇の舞台を踏んだ振付師だからこその作品。演歌の世界に欠かせない日本の心。
ネットに掲載されている映像だけでもその素晴らしさ凄さが伝わってきます。

これこそ新舞踊

時には涙し、心が躍るような波島作品。
現在、浅草の道場にはなんと150余名の生徒さん!!。それも全て個人稽古という信じられない道場です。

波島から踊りを習いたいとする人の多くは女優志望であったり、女性らしくなりたい・・・であったり、もっと嬉しいことは「日本人だから・・・」とその仕草やふるまいを学びに通っています。

日本舞踊と違い、新舞踊は生活にとても役立つと好評です。諸外国と様々な諸問題を抱えている昨今、日本の心づくりとも言える道場で今日もまた一生懸命舞っています。
この美しさは、どの国の芸術にも勝る素晴らしい伝統ですね。生徒たちのお稽古を見る度に不思議な喜びにかられます。