湯島天神様の梅が今が盛りと咲き誇っています。
湯島天神はご存知のように、菅原道真公の学問に対する偉大な事積やその人柄から、天神信仰は文道の大祖、文学・詩歌・書道・芸能、あるいは慈悲の神として崇められるようになったと言われています。
浅草からはお散歩コースという立地。恵まれていますね。全国各地に天神様が祀られるようになりましたが、まさにここが本家と言って良い格式ある場所です。
今年は全国的に雪が多く大変な冬になりましたが鶯の鳴き声に誘われ春に会いにやってきました。
いつ見ても湯島の白梅は見事です。 そう言えば私が一番最初に振付作品を制作したのが「湯島の白梅」でした。
ふっくらとした蕾。私たちを待っていてくれたかのようにしっかり花を開かせた見事なまでの「梅」
昨年の夏がが酷暑で、今回はまた極寒続き。 それでも間違いなく春はこうしてやってきます。
「東風吹かば匂いおこせよ梅の花 あるじなしとて春を忘るな」
あまりにも有名な句ですね。 私はこの歌が大好きです。
訳せば、「我が家の梅の花よ、東風が吹いたら私の居る太宰府まで匂いを届けておくれ。主人が居ないからと言って春を忘れないでおくれ・・・」となります。
令和という称号も菅原道真が関係していましたね。慌ただしい世の中になってしまいましたが、日本人で良かった・・・の瞬間です。