韓国ドラマが日本でブームになった走りと言ってよい作品「冬のソナタ」。
平成14年に放送開始になったこのドラマは社会現象にもなりました。何故か私も初めからこの作品を観ることができ、つまりハマってしまった一人です。どちらかと言えば「時代劇派」なのですが、このときほどキャスティングと脚本の重要性を感じたことはありませんでしたね。
先月からまた再々放送に入りましたが、役者を目指す若者は是非見て欲しいと思う。
この作品で韓国のイメージが一変したんですから驚きでした。
どちらかと言えば、日本のご婦人方に異常な人気があったことを覚えています。
つまり、ジュンさん役のぺ・ヨンジュン、もうヨン様とまで言われていました。
これが私の人生のその後にまで影響を及ぼすとは思いもよりませんでした。
それは波島が淺香事務所を退社してどうするか・・・と考えていた最中だったからです。
舞台女優として活躍していた波島でしたが、「冬のソナタ」の大フアンだった波島のお母様が天に召されたのをきっかけに一大発起し、全国の舞踊フアンのみなさんに「振付ビデオ」で楽しんでもらいたいと会社を立ち上げたのが平成19年でした。
波島は、日本舞踊関係でありながら躊躇なく会社名を「ポラリス」と命名したのです。
「ポラリス」、ご存知のように、ポラリスは北極星を指しますね。 冬のソナタのドラマの前半に、女主人公チェ・ジウことユジンが森林で迷うシーンがあります。探しに来たヨン様ことジュンさんが星空を見てユジンに教えます。
「北極星とカシオペアのあいだに見えるあの北極星を知っているかい?」・・・と。「あの一番輝いている星が北極星なんだ。北極星はポラリスと言ってあの北極星だけはいつも同じ場所で輝いている・・・。だから、道に迷ったらポラリスを探すんだぞ・・・・」と。
社名をつけるのにこんなエピソードがあったんです。だから、いつもお母さんがそばにいるんでしょうね。
若い生徒さんが多い舞踊教室。若者だけに迷う事も多いんでしょう。ポラリスと日本舞踊、文字にして書くと合わないように思うかも知れません。
芸能生活40周年を迎えた波島は、教室を開校して15年になりました。「道に迷ったらポラリスを探すんだぞ・・・」は指導方針にピッタリな感じがします。
ドラマでのその言葉は優しさでいっぱいでした。この瞬間が二人を結び付けたんでしたね。だから教室には素晴らしい生徒さんでいっぱいです。決して不思議ではないんですよ。