いつも思うんですよ!! 役者をやっていて何とも言えない醍醐味、いえ快感と言ったら分かりやすいですね。つまり、いろんな役が演じられるということです。
一昨年、振付作品を創るのに「お七」を選んで演じてみましたが、14~5歳を演じるのにさすが相当な抵抗がありました(笑)しかし、役になり切れたとき息を吹き込めたというなんとも言えない快感に浸ることができたんですね。
役者冥利に尽きるってこのことなんだな・・・て。考えてみたら玉三郎さん他ベテランのみなさんの「お七」は見事です。
昨年の春の舞台でお弟子さんがこの作品にトライしましたが、24~25歳の若者は勿論見事でした。
一昨年は腰の曲がったお婆さんを・・・・。こうして作品を楽しみながらお稽古しyているのがたまりません。
先日、SHOUGUNがゴールデングローブ賞を受賞しました。
毎日コツコツと繰り返し繰り返し指導していますが、全て「所作指導」なんですね。教室に来ているみなさんは基本舞台に立ちたいのではなく、「所作」つまり仕草を身に着けたいと思っているのが本音のはず。
長い事芸事に携っていて思えるのは、「所作」は「感性」そのものなんだとつくづく思います。
感性とは、その人が持っている想い・・・つまり心根のように思うと定義づけて居ます。
外国人がこのインバウンドでこんなにも日本に足を運ぶのは「日本が美しいから・・・」「日本は親切だから・・・」が圧倒的なイメージです。
所作指導に関わる人間にとって嬉しいことですね。