生きる強さ

猛暑はそのまま日本列島を白く包み込みましたね~!!
私は、テレビで繰り返し映るこの雪景色を懐かしく見ています。子供の頃、高校生まで雪国に住んでいましたが、とてもこんなものではありません。写真に見るこの道路の上の電線、この電線をまたいで歩いていたんですよ。昭和も40年も中頃になると少しずつ町の道路は「消雪パイプ」が施され、道路に雪が無くなりました。従って、私が田舎を発つまでは道路を車が走るなんて光景を見ることが出来ませんでしたね。
冬になれば車は走れない。これが常識だったのです。確かにその後、消雪設備だ除雪だは当たり前になり、こうして車に乗ってるんですね。
でも、車に乗れば多くの人に迷惑をかける。雪では車の運転(しよう)を諦めるべきなんですね。通れなくなることは分っているんだから!!
人間誰でも、一旦楽をするとその便利さを最後まで当てにする。そして道路は大渋滞。下手すれば1日何にも出来ずに終わってしまうこともある。
中央のテレビ局のアナウンサーが10cmの積雪で大騒ぎをしているのが滑稽でならない。考えてみたら、今の雪国の若者でも昔の積雪量との闘いは知らないんだろうね。
こんなものじゃない豪雪と闘い続けた我々は生きることに対する強さのようなものがしっかり身に着いていたように思う。
晴れたら消えるんだ。春にはみんな解けて春になるんだから。