新年あけましておめでとうございます。
いよいよ令和も7年を迎えました。
年月というのはかけがえのないものだと言うことを今更に痛感しています。
日本舞踊教室を開業して17年。家元波島が芸能生活四十周年という記念の年にもなりました。
最初に教室の発表会を開催したのがあの東日本大震災の年。3月の災害発生時には既に秋のこの舞台の日程は決まっていました。
あれだけの震災に様々なイベントの中止!! 教室にも3名ほど東日本大震災地域の生徒さんが居て心配しましたが、お陰様で3人共実家に被害が無く、被災された皆さんの為にもどこかで、誰かが元気で居ないと・・・と開催を決行。約半年間の猛稽古を経て開催に漕ぎつけたことを覚えています。
会場には福岡から、富山から、東北から、大阪から・・・と大盛況。これが波島陽子の旗揚げ公演となったのです。
出演演目の殆どが一人で踊る演目が多いことから、なんとお稽古もしない私がお弟子さんと「梅川」を踊ったのが最初で最後でした・・・(笑)
「先生、先生に袖で踊って欲しい・・・」と頼んだことを今も尚覚えています。
相手役の梅川がしっかり覚えているのでまさに「おまかせ・・・」!!
終ってみると袖を見る暇など全く無し(笑) それどころか、客席で泣いている人が5~6名居たと聞いて「やった~\(^o^)/」・・・芝居心があったのかな(笑)
こうして第一回の発表会が大盛況で幕を降ろせたのです。一生忘れませんね。
つくづく、波島の教え方の分かり良さでした。
その波島陽子が今年芸能生活四十周年を迎えることになりました。重ね重ねおめでたいですね。
どこまで出来るか分かりませんが、この四十周年を心温まる素晴らしい記念にすることに尽力したいと観音様に手を合わせて来ました。「さあやるぞ」
スタッフ一同、今まで以上に頑張って参りたいと思いますのでどうぞ本年も何卒よろしくお願い申し上げます。