こだわり

ご存知のように真田広之さん主演・監督の「SHOGUN」がエミー賞を総ナメし大きな快挙を成し遂げましたね。おめでとうございます。
日本には本当に美しい心の技がたくさんありますね。現在、あの大谷翔平選手がまるで漫画のような、いえ漫画でも描けないような快挙の連続で世界中にその影響を与えています。さしずめ、大谷選手は剣をバットに代えての活躍に見えます。

正しくその伝統を伝える。これこそが「こだわり」の極意にも思います。お陰様で私もその気持ちを維持しながら今日ここまで頑張れたのは当社のプロデューサーのお陰なんです。お弟子さんたちはチーフと呼んでいますが、チーフのそれは「本物を遺したい・・」とする情熱でいっぱいです。真田さんが思われた以上にその情熱は大きく強いことを常にそばでみてきました。
勿論、それには本人が本物がなんであるかを知らないととても出来ることではありません。それと大事なのが「こだわり」です。
ご存知のように昨今のインバウンド商法は想像を絶するものがあります。諸外国から訪れる観光客を相手に「儲けたい・・・」「商売は今だ・・・」とばかり正直何でもありで困ったものだと嘆いています。
確かにそうですね。大切な伝統芸を安売りしてはいけません。悲しいのは「ごっこ」の世界です。日本を訪れるみなさんに嘘を伝えてはいけません。しっかりした時代考証があり、美しさの基本であるしぐさや振る舞いを確実に身に着けた人たちがその心を伝えていく。大谷翔平選手が良いお手本です。彼の人気の源は「心」です。芸事も心なくして成り立ちません。
私も改めてその点を大切に、日本を伝えられるようにと志を新たに頑張りたいと思っています。