考えてみると、本当に素晴らしい師匠(淺香光代師)の下で修業できたんだな~と感慨深くもあります。
「芸は本物でなければいけない・・・」、とどんなに教えられたか知れません。
踊りに現れる「深み・・・」というのは芝居心あってこそです。
多くの生徒さんに日々日舞を教えていますが、特に女優を目指す皆さん。昭和とは生活環境も変わりお着物を通しての仕草や振る舞いなどはとても理解して頂けないご時世にもなりました。
仕草こそ形ではないんですね。日本人の持つ独特な生活感や心の持ち方。そうした心情こそお芝居での表現に現れます。
・・・と言ってそこが解釈の難しいところです。
つまり、日本人だからこその心の持ち方でしょうか!?
言い換えれば、日本と言う国は素晴らしい国だということがここで実証できると言って過言ではありません。
独特な「感性」があって表現できる世界。特に新舞踊を振付けているとそれがよく分かります。