みな味が違う

先日の舞台「粋と艶との花舞台」で一番拍手が飛んで来たという「母ざんげ」という作品ですが、こればかりは芝居心が無いと踊れない実に難しい作品です。
これで涙し、最高の拍手を頂き、感想文にまで多くの賛辞を頂けて出演者としては忘れられない舞台となったでしょう。

「まるでお芝居をみているようでした・・・」が一番多い感想でしたが、既に出演者の皆さんには前半戦の感想文でとりあえずの配布。まだまだ続いた感動のお言葉は全員にまた改めて配らないといけませんね。

頑張っただけじゃ出せない味。正解は好きじゃないと上達しない典型かも知れません。
教室には本当に多くの役者志望のお弟子さんがいらっしゃいますが、同じ作品を踊ってもみな味が違う。それで良いんだと思います。
それぞれ、ご自分の感性でご自分の感情でその役を完成させる。それが出来たら合格と言われます。指導する者としてはそこが一番難しいところですが。