一握りの役者

つい先日浅草で行われた葬儀でしたが、大きな看板に「故・川津裕介儀」とありました。
たまたま今NHKの朝の連続テレビ小説「純ちゃんの応援歌」が再放送されています。主役の純ちゃん役があの山口智子さん。1988年の作品でしたが当時は平均視聴率がなんと40%もあったそうです。平均視聴率ですよ!!
山口智子さんの女優デビュー作でしたね。この作品で純ちゃんのお父さん役が川津さんで、なんて素敵な俳優さんなんだろうと感動して見ていた最中でした。

考えてみると人の一生って儚くも感じます。あんなに活躍していた人がね~。
私の教室にも多くの役者さん、女優さんが日本舞踊のお稽古で演技に力をつけようと頑張っています。
人の心に残る作品。これを演じられるのが名優と思っています。でも本物って本当にほんの一握り。
時代が変わり、どんどん演技に心を感じなくなって来たとプロデューサーが嘆いていましたが、確かにそうですね。
人の心に残る、いえ人の心に響く演技。これは日本舞踊も同じです。昭和の演歌が何故素晴らしかったのか、心に響くメロディーだったからですね。
昭和の星がまたひとつ消えました。いっぱいいっぱいありがとう。