先生の師匠

湯沢公演の合同リハーサルが終えてホッとしていますが、芸というのは「これでいい」ということが無いんだって本当によくわかりますね。頑張らないと・・・。

その後、陽子先生のお師匠さん(淺香光代)のお話を伺うことができました。プロの凄さ、華のある看板役者。陽子先生が今尚お師匠さんを慕う気持ちがとってもよく分かりました。「華」、そうですよね。私もそこを目指すように日々頑張っているつもりですが、レベルが違い過ぎるようです(笑)

陽子先生の教室は求めるところの違いなんでしょうか!?生徒やお弟子さんを大切にすることは間違いなく日本一素晴らしい!!そうでないとこの生徒数にはなりませんからね。心(ひと)を大切にするというんですか、はっきり言ってここまでの指導者を見たことも聞いたこともありません。

若い人がどんどん上手くなっていく。お稽古が楽しい訳ですよね。それなのに先生の若い頃はまったく違う厳しい世界だったように思います。

たまに体験のお手伝いをすることがありますが、体験者は「日舞の先生はお扇子でビシッと叩くんじゃないかと思っていました・・・」と話す人は一人や二人ではありません(笑)。ずっと陽子先生を見ていてそう思います。「ああ、そうなんだ。指導力のある先生は叩かなくても怒らなくても指導出来るんだ・・・」と。

ここがこの教室の魅力なんですね。言われないのに礼儀作法が身に着く。波島陽子日本舞踊教室は心を学べる道場なんですね。陽子先生を育てた淺香光代先生にお目にかかりたかった。