私が教室の扉を叩いたのは忘れもしませんあのコロナ騒動の時期でした。
大学入学の頃初めて日本舞踊の教室に通いたいとある先生の元へ通うようになったのですが、他の生徒さんも一緒にお稽古する関係でなかなか思うような満足が得られませんでした。
伝統芸能だからでしょうが格式みたいなものがあって正直楽しいとまでは行かなく、それでも1年は通ったのですがやはり私には不向きに感じました。楽しくはなかったですね!! そのお稽古場を辞めるとそれはそれで何か不思議な淋しさがありました。
やっぱりお稽古してみたい・・・。半月ほど考えに考え、調べに調べ尽くし今通っている教室に辿りついたのです。
同じ日本舞踊なのに初めから雰囲気が全く異なることに驚きました。しばらくしてハッキリ分ったのですが、これだけ多い人数で全て個人稽古なんです。いつも私の前も後も別の生徒さんが入れ代わり立ち代わりやって来ます!!個人稽古ですから覚えやすい。そして何より先生が優しい・・・♬
通っている途中でもう懐かしくなりましたが、あのコロナ騒動!!国で外出禁止と決められた以外はコロナの最中でも完璧な感染予防対策が施され1回も休むことなくお稽古が続けられました!!
今でも覚えています。教室には特大のアクリルパネルが設置され、「私がマスクしているのでお稽古時はマスク外して良いですよ・・・」と先生。そればかりじゃないんです。何に対しても優しいんです。「こんな先生実際に居るんだ・・・」
日舞の先生のイメージは厳しく怖い・・・が一般的。私が在籍していた前の教室も委縮するほど怖かったですね。だから生徒さんは少ないしみなさんオドオドしながらって感じだったことを覚えています。
あれから5年ほど経ちますが、今ではこのお教室が完全な私の居場所になって居ます。面接のとき、事務局の担当者の説明に「早くこの教室がご自身のもうひとつの居場所になりますように・・・」と言われたのですが、今その意味がハッキリ分かりました。
おそらく、そう感じるのは私だけではない筈です。上手く言えませんがきっと他のみなさんもそう思っている筈です。みなさんの笑顔で分かります。
現在は生徒さんが多くてなかなか新規での入会が難しいと聞きます!!私は本当にラッキーでした。私もここでのお稽古が当たり前になっていますが、スタッフに言われたように、ここで地に足着けてしっかり自分磨きが出来たらな・・・と頑張って居ます。
私も今回初めてブログに参加させて頂けて不思議な気持ちです。なにか、すっかり教室の一員になれたようで満足なんです。
間違いなく波島先生の教室は日本一です。ありがとうでいっぱいです。
2025年10月9日