14年前の2011年3月11日「14:46」
私はこの時間を鮮明に覚えています。 事務所で昼食後パソコンに向かっているといきなりの大きな揺れ!! たまたまテレビが点いていたので何が起きたのかはその数分後すぐに判りました。
マンションの9階はさすがに揺れました。気持ちが悪くなるほどの大きな揺れに部屋中の棚が殆ど崩れ今までに経験したことのない恐怖。
まもなくするとまるでゴジラの映画でも見ているように町中に押し寄せる津波(海水)の映像!? それでもまだ半信半疑!!ところが、数分後テレビのアナウンサーの興奮した声が、起きた災害の臨場感というのか危機迫るアナウス。ここでやっと東日本周辺の海の様子と判ったのです。
その後は誰もが周知の通り。余震も含め余りの恐怖にマンションの階段を駆け下り即お稽古場に避難。いつも通るお稽古場までの道。浅草周辺も騒がしさがひしひしと伝わって来る。 お稽古場は1階なのかあれだけの地震なのにピクともしなかったらしい安全地帯でした。当日はお稽古場で寝ました。
考えてみると気のせいかも知れませんが、日本の各地で毎年毎年なんらかの災害が起きているように思います。
3月と言えばあの東京大空襲で多くの尊い命が奪われました。あれは戦争ですから防げたはずですが、自然災害だけはどうにもなりません。
東日本大震災以降、特に私は健康には更に人一倍気を配り今まで以上に体力づくりに頑張って来ました。
ご存知のように、その後「コロナ感染」なるものが人々の生活を蝕んでしまい、生活そのものが今までとは様変わり。
たまたま私はお陰様で元気にしておりますが、そうした災害や災難でどれだけ多くのみなさんが尊い命を落としたかと思うと本当にやりきれませんね。
人の為に・・・という言葉があります。想像を絶する被害に遭われた方々。今回の大船渡の山火事である男性が嘆いていました。
「私は東日本大震災で家を失くし、今後のことも考えて高台に新築したらこの山火事でその家も失くしました・・・」と。こんなことがあるんですね!!
私は出来るだけ体力づくりにと、晴れた日は隅田川周辺を毎日7Km歩いていましたが、この寒さで冬季は散歩を中止。 やっと春らしくなったのでと楽しみにしていた散歩もしばらくはウォーキングマシーンに切り替えて自宅でトレーニング。
「あと10分・・・」、などと自身にハッパをかけて頑張っていますが、11日が近づいたせいか、目に耳に入るは毎日毎日東日本大震災のニュース。
こうして忘れてはならないことが春の出来事にいっぱいあるんですが、大谷所属のドジャースがやって来るということで春が来る以上の明るいニュースに救われた感がありますね。
心が折れそうになったとき、やはり「笑顔」になれる楽しみみたいなものが人々を救ってくれます。
悲しく辛い思いの皆さんも明るい陽射しに向かって更に頑張りましょう。せめて心が明るくなるような・・・、そんなものに触れながら・・・。
人間は強い・・・。そう思いたいから。