大変なんだから

今年の雪は平年になく大雪となり、そこで生活するみなさんのご苦労が身に染みるほど分かります。
昔と違って生活道路は行政で除雪体制をとるので一般の道路は写真のようになりますが、人が通る歩道などありません。
私は実はこんな光景も知りません。降った内に入らないと思えるからです。

大変なんだから

この様に降った雪の中での生活。従って冬は車が走るなどとんでもありません。

最初の東京オリンピックの頃から除雪体制が本格化して、豪雪地帯でも車が通るため大変な除雪体制を採ったんですね。
道路の中央に設置された消雪パイプ。あれは井戸水なので湯気をあげながらまたたく間に雪は消えてゆきました。
そのお陰で地盤沈下は全国一!!!それでも少し私道に入るとその積雪量は半端ではありません。そこに各家で降ろす雪の量!!

よ~く考えてみてください!!?
冬季に降ろす屋根の雪下ろしは3日か5日に1回。田舎の家はその殆どが大きくその量は半端でなく、とても1人でなんか降ろせる量ではありません。
降ろし手の居ないお宅は当然雪降ろしする人を頼まなければなりません。今の金額で最低一人2万円はしたでしょう。従って3人頼めば1回の雪下ろしに6万円はかかるという事です。これを冬季5回降ろせば30万円です!!
昔からこうして頑張って来たんですね!!

それが、春になれば今まで何も無かったようにその形跡はまったく見えません。

大変なんだから

でも、雪の下から芽を出した草花を見たときの感動は雪国育ちの人でないとこの感動は味わえません。

日本には「春の歌」は沢山ありますが、本当に嬉しいんです。言葉でなど表現できない感動。純粋な人が多いのも雪国ならではでとってもよく分かりますね。

テレビで見る雪景色。街中は除雪で雪を片づけても、一歩裏へ回ればその雪は4月まであるほどなんですよ。
自然と闘うにはあまりにも大変な毎日。豪雪時は関係ない人は雪国へ車でなんか出かけない事です。それほど雪国の人は大変なんだから。