どうした訳か猛暑を過ぎてから非常に体験者が増えて来た。ここで言う体験者とは外国人観光客ではなく、日本舞踊を習いたいという日本の若者たちだ。
師匠波島にとっては嬉しい限りだと思う。長い間こうした受付を担当していて思うのは、その動機に喜びを感じる。「女性らしく・・・」とか、「日本の美しさを身に着けたい・・・」とか。テレビなどを観ていて悲しくなるほどその空気は変わってしまった。落ち着いた雰囲気など皆無、賑やかで時にはやかましくさえ感じてしまう。CMなどその典型ですね。
こうした環境や仕掛け人が日本の素晴らしさや美しさを損ねさせていると言って過言ではないのだろう。でも、そんな中にこうして若者が日本舞踊教室の門戸を叩いて来る・・・。体験し、鏡に映る自身の姿に納得している。
日本人だからです。
今年ももうあと僅かですが、暮れに来て本当に体験者が多いのに感動しています。日本もまだまだ捨てたもんじゃないですね\(^o^)/