自分で浴衣が着れない、たためない。勿論日本舞踊を習うなど初めて!!
こうして恐る恐る体験にやって来ます。
特に近年はコロナであったり自然災害であったり等々予想もしない事件事故が悲しいほど頻繁に続いて居ます。
波島教室の不思議な現象のひとつに、こうした大変な中、途切れることもなく日本舞踊に触れてみたいと波島教室の門をくぐる、特に若者の姿が絶えません。
言葉にならないほど嬉しいことですね。
「日舞のお師匠さんはもっと怖い先生と思っていました・・・」とか、「お扇子で手をビシッっと叩かれるような雰囲気で・・・」と何か別世界に感じている人が少なくありません(笑)
でも、確かに判りますそのイメージ!! 体験で得た安心感に希望が膨らむ表情をみるのは体験受付担当者の特権ですね。
不思議なのは、「浴衣は初めて・・・」と言いながらとっても似合うんです。
日本人の持つ国民性とでもいうのでしょうか、「日本人らしさ」は写真を見ても分かりますよね。
この受講生も全く初めてなんですよ。「もっと早く来れば良いのに・・・」と思えるほど似合います。正直、その殆どはへっぴり腰ですがこれがうっとりとさせる美しさに変わるんですから楽しみでなりません。
勿論芸事はそんなに生易しいものではありませんが、彼女たちの殆どが「日本人女性としての身のこなし」を学びに来るわけですから全く問題はありません。
それ以上に嬉しいのは、「波島先生に出会えて良かった・・・」と言ってくださることです。
芸事は本来厳しいものですが、お稽古でまず怒ったことのない師匠!!
怒らなくても指導出来るって凄いことだと思います。だから、殆どの生徒さんは「明日お稽古なんです・・・」とか「生活(想い)が変わりました・・・」とか「自分の本当の居場所が見つかったようです・・・」等々泣かせることを言ってくれます。
東京都内の日本舞踊教室の人気ランキングで1位というのは調査会社の調べた結果だそうですが頷けます。
心から「成長して欲しい・・・」との思いで指導に当たる師匠。商売では成り立たない心根がそこにあってなんですね。
今日もこの猛暑の中、エアコンとサーキュレーターフル回転に支えられ活気あるお稽古が続いて居ます。