隅田川に見るコロナ

浅草夏の風物詩に「ほおずき市」や「隅田川の花火大会」があります。

勿論中止が決まりました。残念というより悲しいですね。

オリンピックは国際的な行事だからやるやらないがここまで揉めて来たわけですが、当たり前の生活が出来ないでいる現在、英断をくだせるのはもう神様しか居ないような気もします。オリンピック、やればやったでやらなければやらないなりに非難の嵐。

私はずっと隅田川を散歩したりジョギングしたりしていますが、ここでも淋しい光景がいくつかあります。本来、隅田川の花火大会があるとすれば、もうそろそろ河川の両岸にとてつもなく長いフェンスが張られるんです。なのに、今年もその気配がない。

昨年春からずっと岸に縛られている屋形船。横を通る度に涙がこぼれる思いです。このロープが解かれる日は本当にいつなんでしょうね。

緊急事態宣言は20日で解除になりましたがまだまだ多くの制約付き。この繰り返しこそ心の問題のような気がしてなりません。つまり、国民一人一人の意識(じかく)の問題だと言いたいんです。「私は気をつけています」、と言い切れなくなってしまったこの現状ですが、それでもどうすれば収束するかは殆どの人が知っているはずなんです。

居酒屋をはじめとする飲食店がやり玉に挙がっていますが違いますね。100%飲みに顔を出すお客側の問題ということは分っています。飲みに行って悪いとは言いません。どうしたら感染を防げるかを理解していたら出来ない言動があると言いたいんですね。

それが証拠には「路上飲み!?」、そうまでして飲みたいんだ・・・と同情の気持ちが無い訳ではありません。しかし、残念なのはその連中ってどうして空き缶をゴミをそこに捨てて行くんでしょう!?

その空き缶を誰が片づけているんでしょう!!言いたいことは、大声を出さず、ごみを持ち帰る気持ちがあればコロナは安全だということです。

いろんな角度で早い回復を祈っている人の方が多いんですよ。

大きくは政治の問題なのかも知れない。しかし、その前に国民一人一人の心がけがこの難問を解決させるということ。もういい加減、相手を思いやる心がけで収束させたいですね。このロープを解き離すとき、花火を上げたいくらいです。