本当の芸者あそび

日本からお座敷が消えた・・・!?きっとそうでしょう。きっとそうなんだと思う!まさに日本の文化そのものなのにね。

これはお座敷に関わる人たちだけでなく、日本人の楽しみが全て奪われた事件と言ってよいでしょう。私もあの音楽家の山本直純先生とどれほど温泉宿で芸者さんとの楽しい時間を過ごしたか知れません。

ひと言で言えば「芸者あそび」ですから知らない人が聞いたら毎回毎回何やってんだ・・・と思われるかも(笑)若い頃でしたから多少私もそう思いました。ところが行ってみてびっくり!!

まるで時代劇映画に観るようなそのお座敷遊びに感動しましたね。当時は先生が一緒ですから違和感ありませんでしたが、私にはまだまだ早いなと感じたのが実感でした。

綺麗にお化粧し、素敵なお着物で「おひとつどうぞ・・・」なんて言われる年齢でなかったということです。

つまり、芸者っていうくらいだから芸の無い者には務まりません。子供みたいにはしゃぐ直純先生を見て学ぶことばかりでした。日本の大切な宝だ・・・とさえ思ったことを今でも鮮明に覚えています。

三味を弾き、日舞を舞う。磨かれた芸が伝統となってお客様を魅了する。本当の意味で芸者さんをよんでの楽しみ方を知っている人はきっと少なくなったでしょう。悲しいかな、綺麗で、ときには可愛いというだけで鼻の下を伸ばしてお座敷を設ける。違いますね。もっと豪傑でなきゃ・・・。

考えてみればこの豪傑が少なくなったということも事実でしょう。芸者さんは日頃から芸のお稽古に明け暮れてそのおもてなしにお座敷に向かいます。

今回10月に幕を開ける湯乃華の舞台はお一人でも多くの一般の皆さんにも観て頂き、知っていた頂き、応援して頂きたくての舞台です。

素晴らしい芸術文化を再認識して頂ければ嬉しいですね。