立派な暖簾

老舗の暖簾
こんな言葉を耳にしたことが一度や二度あるのではないでしょうか!?

波島陽子もその暖簾が少しずつ様になってきたと言って良いでしょう。
老舗、古いから老舗という訳ではありません。信用があって伝統になる。信用とは「心」以外ありませんね。
私も若い時分「宮内庁御用達」の看板を下げた老舗に10年ほど勤めていたことがあります。食品を扱う有名店です。
当時は殆どその会社の教育担当と言っていいかも知れません。「日本一の店に」が合言葉でしたが、商品に誇りを持てたからです。誇りは信用に繋がります。
信用は働く者にとって大きな張り合いでした。
しかし、そうした商品を扱ってお客様と販売業務に従事しているのはみな若い女性販売員でした。

思い出しただけでも懐かしいですね。
何を、どう教育するか・・・!? 間違いなく心以外ありませんでしたね。
時代は変わって今私は波島陽子日本舞踊教室を運営しています。
師匠の実力や指導力が抜群で、今や都内の日本舞踊教室の人気ランキングでもう10年も連続で堂々1位を継続しています。

簡単なことではありません。ここで感じるのは、この環境で頑張れる人の特徴です。芸事は「憧れ」で入って来る人が非常に多いという事です。
従がって、心のない人は殆どが挫折するから不思議です。多少踊れてもそれを自慢するような性格は勿論駄目です。人として優しくないのもダメです。やはり、感謝の心が持て、思いやりがあって決して驕りの無い性格。つまり謙虚さですね。
心は磨けば光ります。 光った心の舞いは見事です。知らず知らずの内にこの心を磨くお稽古をしていることに気づきます。
当然見事な舞が完成します。 これが波島陽子の教室の伝統となり他の真似の出来ない道場が出来上がったんですね。 立派な暖簾になりました。