昭和の童

昔の話をすると笑われるほど本当に昔々のお話をしています。
どこの童もみな元気でしたね! 小学校の頃、校庭に出て遊ぶときは殆ど裸足でした。
そうですね、河原で遊ぶ時も裸足の記憶は多かったかな!?当時は道路が舗装されているなんて稀でしたからね。
考えて見たら危険のようで健康でしたその方が。砂利や砂地の上はまるで健康サンダル状態ですから体には良かったかもね。
泥だらけになって家に帰る。カラスが泣くころね!真っ黒になって。

そうそう昔はゴム草履なるものが流行っていてそれを履いているとオシャレでした。それで山や川で遊んだものです。
だから毎日生傷は絶えることがありません。危険だから裸足で歩かないようになんて先生に言われた記憶がありません。

確か、小学校4年の頃だったと思う。学校の花壇は各クラスごとにあり、みんなで花壇の草取りや水まき・・・、勿論みんな裸足です。
すると誰かが「岡部、足から・・・」と気持ち悪そうな声で。私の右足の裏から沢山の血が・・・・!! 足裏の土踏まずが3cmほどパカーンと空いているんです!! それから凄い血が・・・
そこまでしか覚えていません。見たことも無い自分の足に気絶したんでしょうか!?急いで病院に担ぎ込まれ即手術。「カマイタチ」だそうです。このカマイタチと聞いたのは最初で最後でした。
割れたガラスを踏んだとかではなく、何かの拍子でいきなり裂けるといった状態です。
勿論傷口がふさがるまで歩けません。学校で起きたある種「事故」ですが、当時はなんの問題にもなりません。両親は逆に先生に謝るといった具合です。今の世なら大問題ですね。
喧嘩して先生にげんこつもらえば親には「お前が悪い」と。先生の信用と威厳は大変なものでした。
たくましい子供が育つ訳だね。