何かを伝える

東京オリンピックが終了すると今度は波島社中の大舞台です。現段階では東京五輪が果たして開催かどうかも分からない状況!!出場予定の選手の皆さんの心情は手にとるように分かります。

東京オリンピック同様、私たちも昨年はその舞台を中止せざるを得ませんでした。長い長い闘いです。そんな折、浅草の路地裏でこんな掲示板を見つけました。波島にも見せましたがびっくりしていましたね!この写真、日本の運動会が思い出されます。戦後復興なった日本に明るいニュースだったんでしょうね。わくわく感が伝わって来ます。10月10日が「体育の日」として国民の祝日となった開会式は素晴らしい秋空だったそうです。

「歴史は繰り返される」・・・と言うのなら、一番はやはりこのコロナが収束することでしょう。あまりにも自由になりすぎた日本に、残念ながら今ではこの一体感が感じられません。掲示板の一枚一枚が当時の平和を物語っています。イベントを開催するしないの判断ひとつで、人の人生までも変えかねない事態をどう克服してゆくのか!?

自由すぎてまとまりのつかないことが今を反映させているようで時代の変化を感じます。あえて令和の時代の東京五輪を前にこの写真は何か大きなものを訴えているようにも見えませんか!?誰の為のオリンピック、何の為のオリンピック。これは私たちが舞台をやることとある意味大切な共通点があるように思います。

商売の為のイベントではない点でです。何かを伝える大きな目的がしっかりしていたらきっと国民には伝わるのだと思う。小さな掲示板に心惹かれる。日本人らしいと思いますね。